2012年9月24日月曜日

平清盛パブリックビューイング@銀座TAU

9月23日 平清盛パブリックビューイング@銀座TAU
19時会場 19時半開演 20時~ドラマビューイング「殿下乗合事件」 20時45分~21時半 トーク



7時に会場入り。指定席でした。席にはポストカードセットのおみやげあり。とてもうれしい…。

いそぴーとスタッフさんの前説。(ちょっと中座したので細かいことあんまり分かりません)
会場風景といそぴーのみ撮影OK、加藤さんは役者さんだから駄目、他のスタッフは一般人だから駄目、と。

磯「ドラマのPVというのは珍しい試み。NHKのドラマは放送時に撮影が終わっていることも多く、現場に視聴者の声が届かないが、大河ドラマは長いため徐々に盛り上がって、視聴者の声を現場に伝えて、現場からも何かを返すことが出来る」

ここで会場内に貼られていた盛絵の紹介。全キャラ入れたかったので倍率の高いキャラがいる。手作業で刷った。NHKは人が多いと思われてますが意外と少ない。自分の絵が貼られているという方が名乗り出る一幕も。


ここでいそぴー、台本を手に取る。今日は殿「下乗合事件」ですが、次回のサブタイトルは大河史上最も長いです。台本の表紙にも入り切らなくて2行にしました。

ここから先、公式の実況と重ねてレポります。赤が公式、黒が追加。
事実(だったと記憶していること)をメインにレポるので、口調が違います。実際はもっとゆるいです。

【いそPです】さあ、このあたりで、本日のゲスト・加藤虎ノ介さんの登場です。 #NHK #平清盛
加藤さん登場。黒いバンダナを巻き、グレーのインナーに白の開襟シャツ。後ろの方の席だったのでそこまでしか見えません。

【パブリックビューイング実況】加藤さん・いそっぴぃで、和気藹々と盛絵を拝見しています。 #NHK #平清盛
本日はおいでくださいまして~いえいえこちらこそ~みたいなゆるっとした会話があり、西光が描かれた盛絵(の入ったクリアフォルダ)プレゼント。
その場で広げて、格好良く描いてくれてますねとか、4コママンガがあるなど、ゆるーーーーく盛り上がる。

【パブリックビューイング実況】加藤さん、最近「実際に剃った」ということで…ぺろんとご披露いただきました!会場からは大きな拍手が!!!

虎「途中まで特殊メイクだったんですが、動きが激しくなるとズレるので、剃っちゃう?と。ちょっとネタバレですね。自分でも、特殊メイクの時と自前の時との境(ドラマ上のどこで変わってるか)がわからないです」

【パブリックビューイング実況】加藤さん「この番組は、人間の業が描かれていて、久しぶりにドーンとくる作品です」

虎「オファーが来る前から平清盛は見ていた。人の業を描いていて、久々にドーンと来る作品だと思っていた」

【パブリックビューイング実況】加藤さん「本人の中では、師光の頃と西光の頃では、特にお芝居は変えていません。信西のもとにいた頃よりは、政治家として大きくなっているので、そういう意味ではドーンとしていると思います」 #NHK #平清盛

磯「師光から西光に変わって、演技は何か変えました?」
虎「特に変えてはいませんが、西光になって後白河の側近となったことで、政治家としての存在感は増している。参考にした人は特にいないが、「ホワイトハウス」という映画の、トミー・ジブラーは西光と似ているかも。口が悪く、理想家」

【パブリックビューイング実況】加藤さんと磯さんで、考証と役作りについて熱いトークが繰り広げられています。交渉の先生から「自分がずっと研究してきた謎の人物が、こうして肉付けされて…」と喜んでおられたそうです。 #NHK #平清盛

虎「儀礼交渉の佐多先生とは西光をトークをさせてもらった。西光は悪いように描かれがちだが、これは後の時代に西光が都合の悪い人物だったからでしょう。彼は反清盛をはっきり打ち出せる筋の通った政治家だったと思う。佐多先生も、自分がずっと研究してきた謎の人物が、こうして肉体を持って存在していることを感慨深く思ってくださった」
磯「西光トークで盛り上がる人たちってあんまりいないよね」
虎「こんなにフューチャーされることもあんまりないですね」
磯「これからブレイクしていきますよ」
あと、柘植さんと西光のビジュアルを作るとき、髭はつけたいと言ったそうな。(メモに主語がないのですが、多分加藤さんが言った)

【パブリックビューイング実況】磯P「師光から西光で演技を変えていないというのは、脚本の時点からキャラクターが一貫していたということですか」加藤さん「そうです」という貴重な話が…。 #NHK #平清盛

(さっきと似たような話をしていたような)

【パブリックビューイング実況】後白河・成親・西光の関係について、裏話も交えてホットなトーク中です。 #NHK #平清盛

虎「成親役の吉沢君とは非常に楽しく演技している。36話(前回)の成親とか好きですねー。『小物が…』って吉沢君自身も成親を楽しんでいる。この二人は本当に相性が悪いし、ウマが合わない。その二人が一緒にいるから面白い」
磯「その対照的な二人を側近にしているあたりで後白河の器の大きさがわかります」
虎「松田くんは…法皇様だなぁと。独特のオーラが」

【パブリックビューイング実況】一昨日クランクアップされた、ということで加藤さんに大きな拍手が。しかし「まだ終わったという感じはしないですね。番組全体が終わらないと…」だとか。磯Pいわく、「後を引く番組」と、豊原さんも同じようなことを言っておられたそうです。 #NHK #平清盛
磯「重盛役の窪田くんも、明日から現場に来ないのが寂しいと言っていました」

【スタッフです】ツイッターからの質問に答えて、加藤さん。「常に、信西がそばにいる、という気持ちで演じています」とのこと。 #NHK #平清盛

虎「西光は『こんな時に殿がいればどうするか』というように、常に信西が側にいるような気持ちで演じています」
あまりにきれいにまとまったので、会場が「おお…」とどよめく。加藤さん若干のドヤ顔。
で、言葉を継いで「でも、あんまり役者がどう演じているかとか、どうでもいいんです。見ている方が感じたことが全てです」

【スタッフです】ツイッターからの質問に答えて、加藤さん。「着物の芝居ですが、貴族の衣装は本当に重たいので、つまづき率が高い」とのこと。松山さんも同じことを言われていたとか。 #NHK #平清盛
虎「法衣になったら楽になりました。これは松山君も同じだったそうで。吉沢くんなんかはずっとあの衣装だったのでかなり慣れています」
(ネタにされるほどもたついてたのは師光だけだったよと言いたい)

よどみなく喋っているようですが、この間にも「うーん(上を向く)」「……(目線が左→上→右と巡る)」「!(顔くしゃで笑う)」など、表情はかなり動いていました。
基本的にいそぴーが話がうまいので、いそぴー喋る、加藤さんが相槌と捕捉とトーク、間、いそぴーまとめる、でした。あまり話は広がらない。
時間が近づいてきたので、いそぴーと加藤さん下手にハケて本盛待機。

【パブリックビューイング実況】いよいよ平清盛パブリックビューイング開始。会場のモニタをNHKに切り替えたら、ダーウィンが来てました。みんなでダーウィンを見るのは不思議な気分…。 #NHK #平清盛


が、ダーウィン終わったらニュースになったので会場どよめく。通常通り始まって一安心。
磯「西光は今回の話ではあまり出てこないが、反清盛の勢力がうごめき出すのが今日。また、藤本さんは二つのエピソードを繋げて1つの大きな話に構成するのが上手く、今日もその構成です」

**********盛り中。周新のリアクション、麿たちの顔芸、京本さんのアイメイクの濃さのあたりで会場から笑いが起こる。

【パブリックビューイング実況】拍手に包まれ、37回終了しました!テロップが入らなくてよかった、と磯Pがほっとしています。 #NHK #平清盛

磯「ドラマを見ている人の生のリアクションはなかなか見られるものではない。非常に興味深い」

【パブリックビューイング実況】加藤さん「二代目の苦労が伝わってきた。大変でしょうね、ああいう父親をもつと」とのこと。 #NHK #平清盛
虎「いや~~~…二代目の苦労が伝わってきました…。大変ですよねぇ、ああいう父親を持つとね…」(という感じだった)

【パブリックビューイング実況】加藤さんと磯で、役者論について。「なりきる」ということについて、上川さんからいただいたコメントなども交えつつ、熱く語っています。
磯「加藤さんとお話しさせていただくと、非常に俯瞰的な視点を持っているというか、冷静にいろんな所を見て自分の役の立ち位置を考えているところがあると感じる」

虎「そうかもしれません。基本的にあんまり役になりきるって感じじゃないので」
磯「それは山口県のセミナーで上川さんも同じ事を言っていて、演じる役がピーマン大好き、対して自分はピーマン大嫌いだったら共通点の見つけようがないと」
虎「あんまりなりきっちゃうと、西光みたいな人はちょっと恐いかもしれない」(※このコメントは自信ないです。
憑依型の役者じゃないよ、という感じの話)

【パブリックビューイング実況】磯P「西光は、このドラマではど真ん中を生きているところがある。激動期を近いところで見ていた人物」 #NHK #

信西、清盛、後白河といった、中心人物の傍らにずっといた人という感じの意味合いでした。

【パブリックビューイング実況】加藤さん「松山さんは非常にまじめな俳優さんだと感じます」磯P「自分の中でいろいろと工夫を入れている」

虎「松山くんは…ほんと真面目っすよね」という感じの言い方だった。ような。
磯「年取った清盛もいい。松山くんは三船敏郎が自分より年嵩の役を演じた時の老け演技を参考にしたそうです」

【パブリックビューイング実況】磯P「阿部サダヲさんとはどうでした?」加藤さん「演技の話はしなかったですね(笑)」 #NHK #平清盛
虎「あ!演技の話したことあります。師光を演じてた時は、もうずーっと殿ばっかり見てたんですけど(会場笑い)、それをモニターチェックの時に阿部さんが『見てるねぇ…』って言うんで、『見てますよ』って」

【パブリックビューイング実況】磯P「これからの西光のみどころや、演じていてここが面白かった、みたいな話は」加藤さん「普段は割と気のいいおじさんなのかな、と思ったシーンがありました」 #NHK #平清盛

【パブリックビューイング実況】磯P「西光は信西をただ尊敬していただけでしょうか?というご質問が」加藤さん「尊敬しただけではないって…なんでしょうか(笑)一言で言うと尊敬なんですが、こういう人が国を治めるべきだと思っていたんでしょうね」 #NHK #平清盛
虎「尊敬しただけではないって…(質問の意図がわかったのか苦笑)。尊敬以外に何があるんでしょう」
磯「尊敬ってだけでも割とすごいよね、人間関係として」
虎「この時代はいろんな人がしてますけど…(信西と師光が)いわゆる男色っていうことなら、ないですね」
磯「この人(どっちを指したか分からない)はほんとに男色の記述がないんです。政治一筋の真面目な方だったようで」

【パブリックビューイング実況】磯P「声を落としての演技は喉に負担がありませんでしたか、というご質問が」加藤さん「現場のコーンスターチによって、すんごい負担になるときがあります(笑)」
磯「気を付けます…」

※ぽんぽん答えているように見えますが、いざ質問、という段階になってからTLを遡っている(らしい)ので、ぴんとくる質問を探すのに手間取る。
画面には2カラムで、1カラムに「@nhk_kiyomori」のTL、片方が公式の自ツイートが流れていましたが、磯&虎の見ているPC画面には他のものも映っていた…のか…?
事前にもらった質問、ある程度まとまってないの!?と思った。この辺あまり手際よくなかった。何があったか存じませんが。

磯P「剃った後と前で心境の変化は、という質問が」加藤さん「自分の人生でいらないものがそぎ落とされたような…すっきりしましたね。目を合わせてくれる人が少なくなりました」 #NHK #平清盛

虎「剃ったって…師光から西光へ?さっきも言いましたがあんまり変化は…」
磯「ご自身のじゃないですか?」
虎「ああ」→上記の答えへ。

【パブリックビューイング実況】つるつるのカツラ(?)についてトーク中です。 #NHK #平清盛
磯「かつらは特殊メイク。本人の頭蓋骨の形に合わせて作るので本人にしか合わない。薄いシリコンの膜がぴったり張り付く感じで、皮膚呼吸が出来ず、非常に暑い。スタジオ内も照明などで暑いので大変」
虎「朝入ってカツラつけて、夜遅くまで撮影だと、ぼーーっとしてきますね」

【パブリックビューイング実況】会場からのご質問も受け付けています。一発目、すごく良いご質問なのですが、ちょっとネタバレっぽいので書きにくい感じです。また機会があれば…!
※TL遡る時間がないね、じゃあ会場に振りましょう。という感じ。会場の人もツイートして質問してね!って感じだったのですが、このへんパタパタしていました。
鹿ヶ谷関連の質問でした。○○のことを考えていたんですか?→そうです、けど見ている方が感じることが全てです、というような答え。

【パブリックビューイング実況】どうして成親とこれほどの生き方の差ができたのか?というご質問。磯さん「成親のこと、嫌いではないんですよね」加藤さん「嫌いですよ(笑)」と、会場からも大笑いが…。 #NHK #平清盛
これは私が聞きました。師光は信西に心酔していきますが、理由は一切描かれていなかったので「家成の息子として、貴族社会の中で成り上がっていく成親と、かたや学問に傾倒した信西に心酔する師光、この生き方の違いはどこから来ているのか?」というような意図でした。
虎「まず師光は阿波の豪族の息子から家成の養子になっている。成親とはそもそもの立ち位置から全く違う。成親はエリートコースだが、師光は北面の武士などをしていて、あまり恵まれない境遇にいた。信西も同じで、才能はあるけども境遇に恵まれなかった。師光の抱いていた野心が、信西を心酔していった要因なのではないか」
磯「成親も師光も、野心はあるんですよね。表し方は違いますが。西光も成親のことは嫌いじゃないですよね?」
虎「いや嫌いっすよ」
会場笑い。

ちなみに上記の文章はですね!加藤さんがこっちをじーっと見据えて答えてくれるので、まぁ半ば覚えてません。でも「野心」「似た境遇」は言った。

【パブリックビューイング実況】信西の最後のシーンについての質問。そこでの心情は?とお客さんから。加藤さん「逆に、どう感じましたか?」お客さん「もう、心情を考えると涙がこぼれて…」加藤さん「まさにそのとおりです」 #NHK #平清盛
磯「このシーンですが、師光が信西の最後を見るのは地上と穴の中なので、通常は別々に撮ります。が、演出の考えもあり、このシーンは一緒に撮りました」

(→阿部さん、このシーンは途中で撮影抜けて舞台に立ってきたとか言ってなかったか…!?ともあれ長い中断があったはずで、え、えええー!?と思いました)

なお、加藤さんは「あんまり演じたときの心境とか聞かれてもあまり意味がない、見た人の感じたことが全て」と繰り返し言っていたのもあり、質問返しが恐かった。
ぐりっとした目で、質問者に「どう感じました?」って聞くんですよ!いやーこわいわー。

【パブリックビューイング実況】磯P「大河の中でご自身の性格に近い人物はいますか?というご質問」加藤さん「ネタバレになっちゃうので…笑」 #NHK #平清盛
虎「うーーーん…。いるけど言わない方がいいんじゃないかな…?いますけど、今後の展開になるので、ネタバレになっちゃいますし」

実況でツイートされなかった質問いくつか。
「福原にいましたが、あれは信西が夢見たことで、でもあの大輪田泊を作ったのは清盛で、心中複雑じゃないですか?」
虎「複雑です!」(もうちょっと色々言っていた)

「西光は現時点で何歳の設定なんでしょう?(年齢不詳人物なので)」
虎・磯「えっ幾つだっけ」「台本台本」「全部描いてあるんです、乙前は最近書かれなくなりました」
虎「えーと、47。くらいかと。」(すいませんうろ覚え。でも40代)
磯「成親よりずいぶん年上の設定なんです」
虎「ええと、ほんとにいいですか?これが質問でいいですか?」

「朝子に『我が夫・信西の言葉だと思いなさい』と言われてヘナヘナになってましたが、どういう心情だったんでしょうか」
虎「『そ、それ言うー!?』って感じですよねぇ。それを言われたら何も言い返せない。今風に言えば、『それを言っちゃあおしめぇよ』ですかね」
(どこが今風だ)
虎「その直前に、清盛相手にキリキリしてたので余計にこう。ぷつんと」

「磯さんが西光の役に加藤さんをキャスティングした理由を教えてください」
磯「加藤さんは師光から西光へと変化したときに演技を変えていないと言いましたが、端から見るとかわっているんですね。師光の時は信西を信奉する無邪気で人のいい面があるが、西光になるとクールに変わる。この変化をブレずに演じてもらうために、両方の面を持っている加藤さんにお願いしました」(こんな感じの話)
「オファーを受けてどう思われましたか?」
虎「いやあ、ありがたいなぁと…。ありがたい、しかないっすよね」


ここで時間終了。
非常にアットホームな感じでした。役者とPがいるとは思えないレベルのアットホームさでした。
パブリックスペースに椅子を並べただけなので(段差なし)映像が見にくいのもご愛敬でした。なにせドラマ再生中にバックヤードでバタバタ音がしたりとか。
質問事項があらかじめまとまっていないなど、手際の悪いところもありましたが、NHKの外で、初の試みで…という部分を踏まえると
特に大きな混乱もなく成功したという点で、よかったのではないかと。
ともあれ、非常に楽しい2時間半でした。素晴らしい機会をありがとうございました。




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