2012年8月26日日曜日

<2ー1 大河ドラマ「平清盛」公式タイアップの企画展示>

大河ドラマの舞台ということで、ご当地はどこも(割と)盛り上がっていますが
NHKエンタープライズと契約をし、大河ドラマ「平清盛」(以下「大河の清盛」)の映像・衣装展示などをしている場所は3カ所です。(私の知る限り)
神戸の歴史館も含め、4カ所を比較してご紹介します。

すごく勝手に、主な所要時間とおすすめ度を書いておきますが、人によって感じ方はバラバラなので参考程度に。
なお、所要時間は 大河の清盛 が好きでたまらん人に限ります。
また、館内での撮影は許可された場所以外では不可です。


神戸de清盛2012>  




ハーバーランド会場ドラマ館

おすすめ度…★★★★★
所要時間…60~90分
お手洗い…館内。(きれい)
駅から…5分ほど。ずっと館内。案内板多数。
コインロッカー…最寄り駅を利用

<コメント>
歴史と言うよりも「大河の清盛」が好きな方が、4館の中で一つだけ行くとするならここをどうぞ。
神戸(および京都大阪)からのアクセスも良く、駅からも近く、衣装展示が豊富で、物販があり、おねーさんたちが観光客慣れしている。
また、入り口付近で「神戸de清盛2012」関連のマップやパンフレットなどを大量に配布しているので
情報収集したい方はここに行くと手っ取り早いです。

入り口と館内で2カ所写真撮影をしてくれるゾーンがあります。どちらも自前のデジカメで撮影&希望者には記念写真販売あり。
入り口では、笠としびら(時子初登場時みたいな格好)のおねーさんから扇を渡されて
「ではこの船のセットに乗って、カメラに向かって、『きよもりもり!』で撮りますね!」と言われますので、ここで羞恥心を捨ててください。

館内は福原京がメイン。約15分のシアターやジオラマ展示もあり、非常に勉強になります。
シアターの映像では清盛・時子・兎丸・忠盛(の中の人)のインタビューと、福原京の再現CGが見られます。
また、衣装展示が豊富です。白河院・時子・常磐・滋子・忠盛・宗子・家盛・義朝・兎丸・鱸丸・義清・信西。
ちゃんと「黄朽葉色唐草鳳凰織物裘代(きくちばいろ からくさ ほうおう おりもの きゅうたい)」のように衣装の横に解説がついていて非常に面白い。
髭切や兎丸のはっぷりなどの小物も展示あり。時間かかるかどうかは衣装や小道具をどれだけまじまじ見るかだと思います。

また、館内の写真撮影コーナーでは、貸し出し衣装を着て、等身大の高平太人形と記念写真が撮れます。
割と積極的に係のおねーさんが呼び込んでくれるので、割と一人でも記念撮影しやすいムードです。
この人形が、本気でびっくりするくらい似てます。衣装はお姫様系(滋子とかだったような)or後白河の赤い狩衣。
係のおねーさんが着せてくれますし、烏帽子や勺などもきちんと貸してくれます。
お子さま用衣装もあり。小さい女の子のいるご家族が撮影してる様子などはほんとかわいいです。


「夜うっかり見ちゃうとほんと恐いです」(by写真撮影ブースのおねーさん)


物販では清盛限定どーもくんグッズをはじめ、清盛グッズが山ほどあります。大概のグッズはここで揃います。
神戸版清盛どーもくん限定グッズでは タオル・Tシャツ・巾着・ステッカー・マグカップ・湯飲み・手ぬぐい・シール・缶バッチなど。
地方発送もあるので、ドカ買いしても大丈夫です。
また、他の荷物と一緒に送りたいという方は、ドラマ館と同じ建物の3Fに郵便局があります。


*************


















※大輪田泊会場歴史館
(こっちの会場はドラマに関するものはありませんが、ドラマ館と歴史館でセット扱いのものが多いので)

おすすめ度…★★
所要時間…10~20分
お手洗い…外(仮設)
駅から…地下鉄出口を出て目の前
コインロッカー…最寄り駅を利用

<コメント>
ドラマ館との格差が激しい歴史館。大河の清盛ではなく、福原京や史跡に興味のある方にはもっと面白いところかもしれません。
神戸de清盛のオリジナルアニメーション(15分)、福原京関連の出土品やパネル展示、関連史跡紹介映像などがありましたが
アニメはなんとなく気恥ずかしく、史跡紹介は他の皆様がいらっしゃったのでホントにすたすたと歩いて出てきてしまった感じ。
ただし、周囲には関連史跡などもあり、歴史ガイドツアーや清盛隊のイベントなども行われるので、うまく時間があえばそちらが楽しめそう。
私は11時半に行って、次のガイドツアーが1時だったので諦めました。

*************


ひろしま清盛




平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館(おんど観光文化会館うずしお内)


おすすめ度…★★★★(音戸という立地を加味して)
所要時間…30分
お手洗い…館内(ふつう)
駅から…JR呉駅からバス→音戸の渡し(船)→徒歩5分 ※本数は少ないですが、船を利用しないで行けるバスもあり
コインロッカー…なし(呉駅ほかを利用)

<コメント>
目玉は実際のロケで使用した倭船と、ロケ現場の映像(地元のNHKで流したぽい?)。船ゾーンのみ写真撮影可。

船をぐるっと囲むように見学用通路があります。


記念写真ゾーンでは係の人が写真を撮ってくれます。販売あり。




衣装・台本・小道具などの展示あり。衣装は海賊討伐時の清盛、堀河局。
ビデオは海賊討伐ロケがメイン。地元の海上保安庁や海上自衛隊エキストラさんたちからのコメント、
清盛と兎丸の戦闘シーン準備風景(打ち合わせ、血のりチューブ、カメラさん矢盾など)など、割と盛りだくさん。
個人的には暑いのか役作りなのか、海水で顔を洗う清盛がかわいかった。
2Fバルコニーには清盛像がいます。眺望も良好。清盛塚も見えます。


JR呉駅よりバスで25分。バス停を降りてすぐの所に「音戸の渡し」があり、音戸の瀬戸を80円で渡れます。
ドラマ館もいいですが、このロケーションが楽しいです。


**************



平清盛館(宮島歴史民俗資料館内)




おすすめ度…★★★★(宮島まで来たなら是非。が、このために宮島へ行かなくてもいい感じ)
所要時間…30分
お手洗い…館内(きれい。企画のために新設した様子)
駅から…JR宮島から徒歩15分。厳島神社出口から徒歩3分。
コインロッカー…なし(宮島駅などを利用)

<コメント>
厳島神社の出口から歩いてすぐ。のぼりもあり、係のおじさんが呼び込みをしているのですぐ分かります。
元々が民俗資料館のため、宮島の歴史紹介や農耕具といったコーナーを抜けると
増設したであろう、大河の清盛関連ゾーンにたどり着きます。
パネル展示は他の会場と同じく、歴史背景や人物相関図などのイントロ。
衣装展示は雅仁親王(赤狩衣)、清盛(二話のみで登場の舞の衣装!レアだ)、常盤、明子。
映像展示は約10分。イントロは大河の映像を使ってましたが、中身はほぼ厳島神社神社のひみつ、みたいな感じでした。
実は満潮になるたびにちょっと浮いてるとか、厳島神社の床は少し隙間があいていて、波の力を逃がしている、など
大河はあまり関係なくとも、これはこれで面白い。
源平絵巻の展示が多いのも特徴でした。江戸期のものでしょうか。絵を見るのに夢中で作者名などメモし忘れました。
また、建物自体が「豪商の家屋敷を譲り受け、その母屋と土蔵を修復し、新たな展示館を加え」たものだそうで、雰囲気がいいです。
2階の史料展示室にも平家関連のものが少しあります。毛利元就関係も。盛国時忠つながり。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。